高齢者がよくかかる病気とその介護

高齢者のかかる病気として肺の病気と脳の病気が挙げられます。まず、脳の病気として挙げられるのは、認知症です。2015年では500万人、2020年では2015年の100万人増えています。それに高齢者の5人に1人がかかる病気です。過去の記憶が思い出せないなどの記憶障害、判断力低下などが症状になります。それに性格や環境などが加わって、暴力や睡眠障害などが起こり得ます。

原因としては、6割がアルツハイマー病です。他にも脳梗塞や脳出血で脳の働きが悪くなって起こる脳血管性認知症などがあります。認知症で行われている治療として、薬物療法やリハビリテーションなどが挙げられます。日常で起こることとして、慣れた道を間違える、話のつじつまが合わない、物忘れが増えたなどです。これらを頼りに認知症を見極める必要があります。

次に、肺の病気として恐ろしいのが肺炎です。肺炎とはウイルスの感染によって肺が炎症を起こしている状態です。特に高齢者が気を付けないといけないのが、誤嚥による肺炎です。年を取るにつれて、飲み込む力が低下します。それによって、胃液や食べかすなどが間違って気管に入ってしまうことがあります。

なので意識することは、口の中を常に清潔に保つことです。そして、食後はすぐに横にならないようにしましょう。肺炎は症状が現れにくく、熱、咳、痰も出にくいです。そのように気づかないうちに早く進行するのが肺炎です。なのでまずは小さな変化から見極める必要があります。例えば、元気がないなどです。他にもだるさ、今までよりも話さない、食欲がないなど細かい症状です。小さなところで判断する以外の方法はありません。